夜のピクニック舞台はとある高校。ここでは、毎年「歩行祭」という行事が開催され、全校生徒が朝8時から翌朝8時まで歩く。 3年生で同じのクラスの男子学生と、女子学生の間にはとある秘密があり、、、、 恩田陸のことだから、ミステリ、SF、ファンタジーと、どんな展開になるのかと思ったら、 すんなりとした青春小説だった。 男子学生と女子学生の視点が交互に入れ替わり、 その友達との会話等を通じて淡々とストーリーが進む。 ストーリーの進行具合と、「黙々と歩く」という雰囲気がピッタリはまっている。 事件や大きなエピソードがあるわけではないけど、 読み終えた後の気分は爽やか。 夜のピクニック |